2−1−3 調査結果の整理

(1)コアの採取率

本調査におけるコア採取率は、深層ボーリングは、概ね100%であったが、一部脱落箇所もあった。浅層ボーリングのうち簡易ボーリングの場合は、パーカッション式の掘削機で、ややコア長が圧縮したり、コアの脱落の箇所もあったが、95%程度の採取率であった。

(2)観察結果

観察結果は、深層ボーリングでは、巻末資料の1/10地質柱状図及び1/100地質柱状図に示した。浅層ボーリングでは1/20〜1/100地質柱状図にまとめた。

(3)コア写真

コア写真は、巻末資料に添付した。コア写真撮影については、以下の点を留意事項として実施した。

・採取したコアは、深度がずれたり壊れたりしないように、コア箱に収納した。 また、堆積構造等がわかるように表面を十分にカットした。

・ボーリングコアの撮影は、一箱(5m)ごとに撮影する。また、色調の再現性を確保するために、各箱の撮影時に、カラーチャートも写るようにした。

・コア撮影時においては、試料本来の色調を呈するようにするために、撮影前にコアを散水器によって湿らせた。

(4)ボーリング地点の標高(水準測量)

深層及び浅層をとわず、ボーリング地点の坑口標高は近接する水準点から測定し、それぞれの地質柱状図に示した。