1−6−3 総合的な考察

地表で指摘されている立川断層の位置周辺において、基盤上の堆積層は凸構造を示し、反射波の乱れが顕著であり、小さな逆断層等が見られる。但し、明瞭な上下の落差を伴う断層はみられない。

基盤岩上部については凹凸に富み反射強度も変化するが、少なくとも今回の調査測線上には、明瞭な上下の落差は認められない。

この傾向は多摩川沿いの既存の反射記録(防災科学技術研究所、1995)でも同様である。

このことから、立川断層は横ずれが卓越した断層の可能性がある。

但し、重力異常図(地質調査所、1995)によれば、立川断層周辺においては、東側に向かって基盤が落ち込んでゆくことが推定されるので、この傾向と立川断層の関係については、更なる検討が必要と考えられる。