まず、トレンチ内で湧水している高さより５０ｃｍほど高く砕石を埋めた。砕石の埋め立て時には、５０ｃｍおきに十分な転圧を行った。

さらに、耕作土を１．５ｍ確保するため、透水性のよい砂質ロームを深さ１．５ｍになるように埋め立てた。その際には、耕作土の透水性を保つため、転圧は行わなかった。また、砕石に客土が流出し、透水性が悪くなるのを防ぐため、客土と砕石の境界には透水シート（ジオテキスタイル）を敷き詰めた（図５−７）。

埋め立てが完了した後、地権者立ち会いを求め、現地で了解を得た後、作業を完了した。

図５−５　トレンチＢの形状（１／２００）

図５−６　トレンチＢスケッチ（１／５０）

図５−７　トレンチＢ埋戻概要図