(4)段丘堆積物

平野部の周辺には、砂礫層からなる扇状地性の河成段丘が形成されている。これらは高位、中位、低位段丘面に区分され、中位段丘面は中位段丘1面と中位段丘2面に、低位段丘面は低位段丘1面と低位段丘2面にそれぞれ細区分される。これらの構成物が段丘堆積物である。高位段丘面は多摩面(15〜50万年前)、中位段丘1面は下末吉面(10〜15万年前)、中位段丘2面は武蔵野面(6〜8万年前)、低位段丘1堆積物は姶良Tn火山灰(21,000−25,000年前)を挟み立川面(1.5〜3万年前)に概ね対比される。低位段丘2面は低位段丘1面よりも下位にある段丘面の総称である。