2−5−1 地形地質調査

問題点を抽出し、調査方針を設定したうえでトレンチ掘削候補地を選定するため、地形地質調査は讃岐山脈南縁全域を対象とした。図2−5に調査範囲を示す。なお、トレンチ掘削候補地の選定は沖積地や沖積扇状地などの新しい地層が堆積した場所を対象にするため、土成町から東側の地域で詳細な調査を実施した。

@ 文献調査

鳴門市から池田町にかけての、讃岐山脈南縁における中央構造線活断層系の全域を対象とした。また、紀伊半島や四国中央部〜西部にかけての中央構造線活断層系に関する文献も収集し、整理した。

既存ボーリング資料は、鳴門市から池田町にかけての資料を収集し、整理した。

A 空中写真判読

鳴門市から池田町にかけての、讃岐山脈南縁全域を対象とした。調査範囲は延長約95km、幅2kmの95km2である。

B 地表地質踏査

鳴門市から池田町にいたる範囲とした。