3−9−1 調査方法

調査方法のひとつとしては、表層50m程度の地盤構造を把握して、変形地点をより詳細に絞り込むため、S波を利用した反射法探査の適用が挙げられる。なお、この探査に際しては、探査記録と地盤構成との対比を行うとともに、地盤の種類や、地層の形成年代などを確認するため、探査測線上において表層地盤を対象とする群列ボーリング調査を併用することが必要である。更に、絞り込んだ断層位置においてトレンチ調査を行い、深谷断層の活動履歴を明らかにすることが必要と考えられる。