3−3 ボーリングコアと反射法地震探査断面との対応

図3−3−1

反射法地震探査断面から推定される地質断面と、本ボーリングコアの地質の傾向はほぼ一致する。

本ボーリングコアの地質は、GL−74.4〜82.78m(標高−34.02〜−42.40m)、115.95〜150m(標高−75.57〜−109.62m)においてはシルトまたは粘土層が卓越し、GL−0〜74.4m、(標高40.38〜−34.02m)、82.7〜115.95m(標高−42.32〜−75.57m)では砂礫層が卓越する。 

一方、反射法地震波探査断面ではGL−0〜80m(標高40.38〜39.62m)ではもやもやとやや不明瞭な反射面が連続して認められ、GL−90m(標高−49.62m)付近に非常に明瞭な反射面が認められる。従って、GL−0〜74.4m(標高40.38〜−34.02m)に認められる砂礫層は、もやもやと不明瞭な反射面と一致し、GL−90m(標高−49.62m)付近の非常に明瞭な反射面は、GL−82.7〜115.95m(標高−42.32〜−75.57m)の砂礫層卓越部に対応すると考えられる。

図3−3−1 反射法地震波探査とボーリングコアの対比