(3)H層

b`−1孔の深度230.50〜244.19m(標高−213.38〜−244.19m)間に認められ、@下部の礫層、A上部の砂層、およびBシルト層からなる。

@の礫層は砂岩およびチャートの円礫を主とし、所々で粘板岩の円礫を含む。礫径は、1〜2pが主体であり、最大径5pが存在する。基質は、暗オリーブ灰〜オリーブ黒色を呈し、一部黄灰色に酸化の見られる中〜粗粒砂からなる。

本礫層中には、一部に極粗粒砂層およびシルト・砂の互層の薄層が挟在する。下位の砂・シルト互層(I層)とは明瞭な境界をもって接する。

Aの砂層は、暗オリーブ灰色を呈する淘汰の良い細〜中粒砂からなる。最上部にシルト質細粒砂を含む。

シルト層は暗緑灰色を呈し、下部に極細粒砂質シルトを含む。最上部のシルトは約50cmにわたり酸化し黄灰色を呈する。