3−2−5 解析方法

観測時に得られた記録には、通過する車両や構造物中の機械より発する振動等のノイズや、電磁波、また屈折波や表面波といった発震に伴うノイズ(コヒーレントノイズ)等のノイズが含まれている。反射法の解析処理の主な目的は、これらのノイズを含んだデータから必要な反射波だけを抽出することである。

現場で収録した各発震毎のデジタル記録は、ワークステーション(SUN Ultra)で反射法探査データ処理システムProMAX(LandMark社製)を用いて処理を行った。図3−2−2に解析処理のフローチャートを示す。

以下に主な処理の概要を述べる。