3−1−1 調査方法

綾瀬川断層周辺について、空中写真による地形判読および現地踏査を実施した。

空中写真判読は、台地面の区分、沖積面の細分、断層変位地形、地すべり・崩壊地形等の情報を抽出する目的で実施した。

空中写真判読は、綾瀬川断層に沿う延長35q、幅2qの範囲について人工的な土地の改変の少ない昭和20年代(GHQ)の空中写真を使用し、その縮尺は密着焼き増しの1万分の1程度とした。また、上記の調査範囲を含めた周辺地域の範囲について4万分の1程度の空中写真も併せて使用した。

現地踏査は、空中写真判読等により抽出された問題点の解明およびデータの補足を目的として、綾瀬川断層の両側1qを重点に、70q2範囲で実施した。