3−6−1 火山灰分析結果

阪本地区では、昨年度のボーリング調査で明瞭なレイヤーで確認された池田下火山灰(出現深度No.1孔:11.9m、No.2孔:24.1m)が、本年度のコア観察においては確認されなかった。よって、昨年度調査の出現深度を考慮に入れ、火山灰と思われる部分を採取し、火山ガラスの屈折率測定を行った。分析は2試料について行った。採取深度は以下に、火山灰分析結果の一覧を表3−1に示す。

No.0孔、深度6.40〜6.50m

No.3孔、深度26.40〜26.50m

分析の結果、両サンプルともに火山灰はまったく検出されなかった。

上記の結果を受けてサンプリング箇所以外のところに火山灰が含まれる可能性が考えられたため、以下の範囲において、10cm単位で火山灰の洗い出しを行った。

No.0孔:深度 6.70〜7.70m

No.3孔:深度 28.90〜30.00m

しかし、両ボーリングとも、火山ガラスは確認されなかった。