4−2−2 周辺における既存調査

調査地南東の工事中法面に現れた大阪層群の状況を以下に示す。本露頭には2層の海成粘土層が露出していて、共に西側へ55°で傾斜していた。既存の地質図(図4−2)によれば、この場所は仏念寺山断層の西側直近にあたり、海成粘土層の層準はMa5およびMa6層である。露頭のルートマップおよび柱状図を図4−4に示す。地質構造から推定すれば、今回のボーリングNo.3およびNo.2には同層準の海成粘土層が現れる可能性が高い。