6−2−3 西町地区における礫配列

西町A´トレンチのG2層およびG3層に分布する礫の配列方向(インブリケーション)をユニバーサルクリノメーターで計測し、古流向を復元し、断層を挟んで南側と北側の相違を検証するものである。

計測は1mグリッドを16等分し、その1マス中の最大礫の長軸方向と傾斜を測定した。

図6−2−3−1にインブリケーションの方向を、図6−2−3−2図6−2−3−4に測定値を下半球に投影したシュミット網図を、図6−2−3−5図6−2−3−8に頻度分布図を示す。

インブリケーション頻度図から断層により変位を受けていないG3層については、南側と北側ではインブリケーションの違いは認められない。一方、変位を受けているG2層では、北側でバラツキが多く、NW−SE方向に卓越傾向が認められるが、南側でN−S方向に卓越傾向が認められる。また、南側でN15゚W18゚に集中が認められることから北傾斜のインブリケーションも多くなっていることがわかる。

インブリケーションの南北両側での相違は、河川流路方向が横ズレしたことに起因しているものと推察される。

図6−2−3−1インブリケーションの方向図

図6−2−3−2 G2層シュミット網(下半球)

図6−2−3−3 G3層北側シュミット網(下半球)

図6−2−3−4 G3層南側シュミット網(下半球)

図6−2−3−5 インブリケーション頻度図

図6−2−3−6インブリケーション頻度図

図6−2−3−7 インブリケーション頻度図

図6−2−3−8 インブリケーション頻度図