(1)リニアメントの定義と判読基準

本報告書においては,断層や褶曲などの構造運動に起因した地形を・抽出することを目的としてリニアメントの判読を行った。「リニアメント」の定義としては、空中写真により判読される直線状ないし弧状に分布する線状配列の地形で、これを境にして程度の差はあるにせよ地形的不連続が認められるものとする。

ここでは、土木学会(1985)の「原子力発電所地質・地盤の調査・試験法および地盤の耐震安定性の評価手法」に従い、リニアメントを変位地形である可能性の高いものから,A,B,C,D,Eの5ランクに区分した。その判読基準を表3−2−2に示す。

なお、Eランクは変位地形以外に起因するリニアメントである。Eランクのリニアメントを抽出することは、無用の混乱をきたす恐れがあるが、本報告書では新編日本の活断層で確実度Vのリニアメントが指摘されている位置に、A〜Dランクが判読されない場合があったので、Eランクも抽出した。

ただし、長さが短いEランクリニアメントは図示するのみでコメントは加えなかった。