(1)亀川沖西断層

非常に明瞭な北落ちの断層形態が認められた。幾つかの強い反射面が認められているが、既往調査結果から判断すると、それらはK−Ah層(沈降側−14m付近、隆起側−10.5m付近)、Yf−1層(沈降側5.5m、隆起側4m付近)、scoria層(沈降側−3m付近、隆起側−4m付近)に対比されるものとみられる。また、沈降側の深度2m付近にウェッジ堆積物とみられる楔形の反射が認められる。

図3−5−1図3−5−2図3−5−3に亀川沖西断層の陸側測線の探査記録を示す(測線140、141、142)。これらの測線は、亀川沖西断層の陸上への連続性を確認する目的で探査を実施したものである。その結果、断層は別府市側への延長は認められないことが明らかとなった。