2−2−2  ピストンコアリングによる海底試料採取と分析(14本:総延長217.72m)

海上試料採取は、調査対象とする活断層の活動時期・活動間隔等を把握する為に実施する。 試料の採取法としては、別府湾で実施されている既往の調査・研究においても多くの実績を上げているピストンコアリングを採用した。

採取されたコア試料については、対比面を確定し断層イベント層準を割り出すことを目的として、以下の項目で堆積物の分析を行った。

・帯磁率測定

・写真撮影

・目視による記載(粒度、色、堆積構造、含有物等を記録)

・粒度分析

・粗粒・細粒堆積物の鏡下観察(主に鉱物、火山灰、微化石などの同定とそれらの含有率の変化を調査)

・炭素14年代測定(100試料)