1−2 調査方針

調査の流れと方針

調査全体の流れを図2−1に示す。今年度調査では、昨年度調査結果にもとづき、詳細調査地点を選定し、トレンチ・ボーリング調査で各断層の活動性を評価した。さらに、個々の断層の性格を踏まえて、位置・変位センス・活動履歴等からみた各断層の共通性および差異に基づき、活断層をグルーピングし、断層帯西部地域全体についての評価を検討した。

調査方法は、 ページ以降にまとめた。

なお、本調査を実施するにあたっては、委託者および大分県地域活断層調査研究委員会(以下「委員会」と称す)と緊密に連絡をとり合いながら調査を進めた。

・調査に着手する前に、本調査の実施計画書を委託者(大分県)に提出するとともに、その内容を委員会に説明し、了解を得た。

・必要に応じ、調査の進捗状況を委託者および委員会に報告した。

・委員会の指導・助言については適切に対応する。調査の進捗状況は的確な時期に委員会に報告し、委員会の検討に賦す。必要に応じて調査方法・調査位置等について委員会の意見を求め、その意見をもとに調査内容を充実させるよう努めた。

・調査の進捗に応じて委員会による現地視察を企画・提案し、実施の際には、その補助を行った。

図2−1 調査の流れ