(3)化石分析

大野川右岸で北側の断層を挟むNo.5とNo.4孔では、地層対比のために貝化石を中心に

詳細な化石分析を行なった。分析作業は、首藤次男九州大学名誉教授と吉田俊秀博士によって実施された。

産出した貝化石種のリストを表2−3−2−1に、分析結果は、産出一覧図および産出頻度グラフ(図2−3−2−6−1図2−3−2−6−2図2−3−2−7−1図2−3−2−7−2)にまとめた。化石分析にもとづく両孔の地層対比と貝化石から推定した古水深の変化等については、次章の断層の活動性解析で述べる。

このほか、予察的に珪藻化石の分析も実施した。結果は、表2−3−2−2の一覧表にまとめた。