(2)花粉分析

図2−3−2−3図2−3−2−4に分析結果をまとめた。今回抽出された花粉は、大野川河口のボーリングなどをもとにした野井の花粉分帯とよく対応する(野井,1987など、図2−3−2−5参照)。

また、大野川測線のNo.3孔、日岡地区のNo.A孔などでは、温暖な気候を示す花粉群集が抽出された。このような花粉群集は、丹生台地の岡層から産出する花粉群集でも同様であり、大阪層群や熊本の長州層などのステージ5eの地層に対比できる。