4−1−3 大分層群・碩南層群の堆積構造

断層の上盤側(北側)は、おおむね北傾斜で、北に向かって厚くなる層厚の変化が認められるが、亀裂の少ないきれいな堆積構造である。断層近傍では CMP300 付近を軸とする小規模の背斜構造が認められる。

これに対し、下盤側(南側)は層厚変化の少ない北落ちの単傾斜の堆積構造であるが、表層部に多数の亀裂が認められる。なお、断層近傍の大分層群表層部 100〜150mは、以深の地層に比べて北落ちの傾斜角が大きい。