4−1−2 表層部の構造

断層より南側では大分層群の表層部が傾斜しており、その上の堆積層と傾斜不整合で接している。これに対し北側は大分層群表層の堆積構造はほぼ水平で、上位の堆積層と平行不整合の関係にある。また断層を境に両側の大分層群上面深度は、北側(上盤側)が20〜30m 低下している様子が認められる。これは表層部の屈折法速度解析結果とも矛盾しない。図20に極く浅い表層について、屈折法解析結果と反射法解析結果を併せて示す。