4−3 ボーリングコアの詳細観察

平成11年度に掘削したボーリングKz−4孔付近には,断層の伏在(新しい地層の下に埋没していること)が推定される.この断層近傍のボーリングコアを再観察することによって,断層変位がどの地層まで及んでいるのかを検討した.具体的には,平成11年度で実施した地層の傾斜角測定をさらに密にした.測定は次の@〜Bの順で行った.@コアを断面が扇状になるように深度方向に4分割し,A直交する2つの分割面に出現した地層の見かけの傾斜をそれぞれ測定し,B分割面の交角,分割面における地層の見かけの傾斜角(2点)から,実傾斜角を求める.