6−2−2 五十公野丘陵東縁

推定される五十公野丘陵東縁断層に沿って,沖積扇状地面が撓んでいる可能性があることから,撓みの有無を確認し,断層の活動性を評価するための資料を得る.このため,検討課題を満足する調査方法として地形測量,ピット調査を提案する(図6−2−3参照).

調査箇所として,図6−2−3に示す五十公野丘陵東南部に分布する沖積扇状地を候補地として挙げる.地形測量では,沖積扇状地面に断層の存在を推定させるような崖地形があるか否かを確認する.また,ピット調査は沖積扇状地の末端を挟んで東西方向に長さ20m程度,深さ1〜1.5m程度の溝を掘削し,地層の変位・変形の有無等を確認する.