3−3−3 地質構造

下関層は,五十公野丘陵の中央〜北方で北東−南西走向で西に10〜20゚前後傾斜している.丘陵の南方では北東−南西走向で東に15〜20゚前後傾斜している.

下小中山層は,Kj−2面堆積物に覆われて丘陵の尾根頂部付近に小規模に分布する.下小中山層は,おおむね北北東−南南西走向で西に20゚前後傾斜している.

Kj−2面堆積物は,下小中山層を覆い丘陵の北西側に小規模に分布し,おおむね北北西−南南東走向で西に10゚前後傾斜している.

調査地域には,丘陵中央頂部付近に流紋岩類,下小中山層及びKj−2面堆積物を切る断層が確認できる.断層露頭のスケッチ及び露頭写真を巻末資料に示す.