(4)詳細調査の実施について

ボーリングの結果,寺尾地区でも貝塚地区と同様に沖積層が厚く堆積していることが分かった.このことと,貝塚地区のボーリングコアにAT火山灰が挟在していること,貝塚地区の用地がより広いことから,詳細調査の実施地区は,貝塚地区の方が適している.また,重要な約6,000年前の地層の分布深度が4〜8mと深いので予定されているトレンチの深度では断層が確認できない可能性がある.このことから,貝塚地区の詳細調査は群列ボーリングを採用した.