4 総合解析

櫛形山脈断層帯の活断層調査は,活断層の位置・長さ,平均変位速度,再来間隔,最新活動時期,単位変位量等を明らかにし,地震防災に関する基礎資料を得ることを目的として,平成10年度〜11年度の2年間の予定で調査が実施されている.

調査の初年度にあたる今年度は,文献調査,地形・地質調査(空中写真判読,地表踏査),ピット掘削調査を実施し,調査地域に分布する地形面の形成年代,断層の位置・長さ,平均変位速度等に関するデータを取得した.また,本年度の調査結果をもとに来年度に実施される詳細調査について計画を立案した.各項目について以下に記述する.