4−3−5 五十公野丘陵〜加治川右岸(図4−3−1 参照)

五十公野丘陵東縁部には,空中写真判読により西側隆起のリニアメントが判読され,崖錘斜面に低崖が認められる.また,谷口・吾妻(1998)では,五十公野丘陵東方の加治川右岸に新たに3条の断層を認定し,櫛形山地東方断層群,沼越峠断層に連続する断層であると報告している.櫛形山脈断層帯東部に分布する断層のうち段丘面が発達する五十公野丘陵〜加治川右岸の地区で断層の有無,位置,活動性を検討する.