3−3−1 調査の概要

ピット掘削調査は,地表踏査により確認ができなかった地形面の形成年代を把握することを目的として,図3−3−1に示す3地点で実施した.ピット掘削調査の数量及び目的を表3−3−1に示す.

貝屋地点及び下小中山No. 2地点の掘削は,重機(バックホウ)を用いて掘削を行い,下小中山No. 1地点は,つるはし,スコップなどを用いて人力によって掘削を行った.掘削終了後,各地点とも観察面は鎌などを用い平滑に整形した.観察面の整形後,写真撮影,地質観察を行い,地質柱状図を作成した.また,腐植土等の堆積年代を測定可能な試料の採集を行い,火山灰分析,14C年代測定を実施した.

地質観察,試料採集の作業が終了したのち,埋め戻し作業を行った.