2−5 総合解析

櫛形山脈断層帯及びその周辺断層について,(1)から(4)までの調査結果を総合的に解析し,断層の位置,長さ,平均変位速度,再来周期,最新活動時期等について検討を行った.

特に以下の点に留意して検討を行った.

@地形・地質調査により設定した地層区分と,年代測定結果から推定される年代について,矛盾点や問題点の有無について検討すること

A断層変位基準面の年代値と変位量等から活動性を評価すること.また,断層変位地形の連続性や断層の形状等を参考にして,断層の規模を推定すること.

B本年度の調査結果を基に,櫛形山脈断層帯の活動履歴,最新活動時期等を詳細に把握するボーリング調査及びトレンチ調査計画を検討すること.

C月岡断層帯との関連(連動)について検討すること.