1−5−1 調査目的

阪神・淡路大震災を教訓とし、直下型地震を引き起こす可能性のある断層について、その分布範囲・位置・特性に関し詳細な調査が必要とされ、平成8年度から「天白河口断層に関する調査」を開始し、続く平成9年度の調査もあわせて「天白河口断層」の分布及び周辺地質構造や断層の性状が次第に明らかになってきた。

そこで、本調査では主として、断層の活動性確認のためのボーリン調査を実施し、平成8年度および平成9年度の調査結果を踏まえて、「天白河口断層」の総合評価を行うことを目的とする。