3−1−1 既存資料調査の結果

文献によれば、「東北東−西南西方向に延び、相対的に北側のブロックが落ちる正断層であり、海部・弥富累層より古い地層を変位させている。」とされている。

 既存ボーリング資料によれば、東海層群の落ち込みまたは深度が深くなって確認できない位置は、緑区から港区付近まで、文献で言われている天白河口断層の推定位置とほぼ同じ地点に、東北東ー西南西方向に連続することが推定された。地層区分の対比は、いくつかの問題点や疑問もあり、今後の課題として残されている。