7−3−2 断層の位置・形状

@西端:構成する断層のうち、最も西に位置する鴛鴦ノ池断層の西端を、断層帯の西端とした。

A東端:島原湾における布津断層東方延長の東端を、断層帯の東端とした。ただし、これより東側は熊本県側からの河川堆積物に覆われ、断層の延長が確認できないため、より東方へ延びている可能性もある。

B長さ:上記の断層帯東西端を結ぶと、約23.5kmである。

C断層面の形状:断層面の傾斜は、陸上の地形や断層露頭などからみて、地表ないし地下浅部では、60°〜70°程度の高角北傾斜と推定される。断層面の下限の深さは、平成16年度調査で実施した、島原半島付近の地震の震源位置の再解析結果による地震発生の下限震度から、15〜20kmと推定される。

D変位の向き:変位の向きは北側が落ちる正断層である。