(3)粒度組成及び含水比分析結果

(3−1)1/8mm−1/4mm粒子(大)の重量比

(a)TAT04−14:F−6断層沈降側

大局的にコア上部は重量比が比較的低く、深度増加に従い徐々に上昇する。4m付近を境に逆に徐々に低下し8 −12mでは5%以下である。12.4m以深では急激に上昇し40%を越える。3.4(負)、4.1、5.0(負)、5.3、7.2(負)、7.9、9.5m付近にピークが認められる。

(b)TAT04−03:F−6断層隆起側

大局的にコア上部は重量比が比較的低く、深度増加に従い徐々に上昇する。4m付近を境に逆に徐々に低下し、8m付近以深では5%以下である。10m以深では急激に上昇し40%を越える。1.5、2.4(負)、3.1、3.8(負)、4.0、5.4(負)、6.3、6.7、7.6m等にピークが認められる。

(c)TAT04−07:F−7断層沈降側

大局的にコア上部は重量比が比較的低く、深度増加に従い徐々に上昇する。2〜5mはおよそ20%以上で、5m付近を境に徐々に低下し、11m以深では5%以下となる。2.4mに急変点が認められる。1.8、2.6、3.5、4.9、5.6、5.9(負)、6.4、7.0、8.3(負)、8.8、9.0、9.3、11.1m等にピークが認められる。

(d)TAT04−05:F−7断層隆起側

大局的にコア上部は重量比が比較的低く、深度増加に従い徐々に上昇する。1.5−4mはおよそ20%以上で、4m付近を境に逆に徐々に低下する。12m以深では再び増加する。2.3mに急変点が認められる。2.0、2.9、3.5、4.0、5.1(負)、6.2、7.2(負)、7.6、7.9(負)、10.0m等にピークが認められる。

(3−2)1/16−1/8mm粒子(小)の重量比

(a)TAT04−14:F−6断層沈降側

大局的にコア上部は重量比が比較的低く、深度増加に従い徐々上昇し、7.5m付近を境に逆に徐々に低下し、8−12mでは5%以下である。12.4m以深では急激に上昇し40%を越える。2.7、4.0、5.3、7.2、(負)、7.7、9.5m付近にピークが認められる。

(b)TAT04−03:F−6断層隆起側

大局的にコア上部は重量比が比較的低く、深度増加に従い徐々に上昇する。6m付近を境に逆に徐々に低下し、10m付近以深で再びやや上昇する。1.8、5.0、5.4(負)、6.1、7.6m等にピークが認められる。

(c)TAT04−07:F−7断層沈降側

 大局的にコア上部は重量比が比較的低く、深度増加に従い徐々に上昇し、7m付近を境に逆に大きく推移しながら低下する。2.4、 10.1m付近に急変点が認められる。5.9(負)、6.4、7.0、8.3(負)、8.8、9.0(負)、10.1、11.1m等にピークが認められる。

(d)TAT04−05:F−7断層隆起側

 大局的にコア上部は重量比が比較的低く、深度増加に従い徐々に上昇し、7.5m付近を境に徐々に低下する。2.3、9.0mに急変点が認められる。5.1(負)、5.6、6.2、7.2(負)、7.6、7.9(負)、10.0、11.4m等にピークが確認される。

(3−3)含水率

(a)TAT04−14:F−6断層沈降側

大局的にコア上部はやや含水率が高いが、12m付近までおよそ40−50%程度で推移し顕著な変化は認められない、12m付近を境に急激に下降し30%以下となる。12.4m以深では急激に上昇し40%を越える。3.4(負)、4.1、6.0、7.7、9.5m付近に明瞭なピークが認められる。

(b)TAT04−03:F−6断層隆起側

 大局的にコア上部はやや含水率が高いが、10m付近まではおよそ40−50%程度で推移し顕著な変化は認められない。10m付近を境に急激に下降し30%以下となる。5.1m付近に明瞭なピーク(負)が認められる。2.4(負)、6.1、7.6m等にピークが認められる。

(c)TAT04−07:F−7断層沈降側

 大局的に全層準にわたりおよそ35−45%程度で推移し顕著な変化に乏しい。4.9、5.9(負)、7.0、9.0(負)、11.1mにピークが認められる。

(d)TAT04−05:F−7断層隆起側

 大局的には全層準にわたりおよそ35−45%程度で推移し顕著な変化に乏しい。4.0、5.1(負)、6.2、7.8(負)、10.0m付近にピークが認められる。