(4)ミニバイブ震源を用いた探査

調査結果に後述するように、バイブロサイスによる反射法地震探査により、測線における地下深部の構造が確認できた。しかしながら、バイブロサイスでは不明瞭な記録しか得られない浅い深度(500m以浅)の詳細な構造を確認する必要が生じた。

このため、より浅い深度の構造を詳細に確認するため、ミニバイブ震源(図2−2−2)を用いた反射法地震探査を実施した。

基本作業は上述のバイブロサイスによる反射法地震探査と同じであるが、浅部を高分解能に測定するために発震点・受振点間隔等を以下のように変更した。

・測 線 長:B測線650m

・発震点間隔: 5m

・受振点間隔: 5m

・震源:S波バイブレータ:ミニバイブ(T−15000)(表2−1参照)

表2−1 反射法地震探査使用機器一覧