7 今後の調査計画

本調査は平成14年度と平成15年度の2年間の予定で始まったが、調査範囲が広汎で対象とする断層の数が多く、諸般の事情から調査できなかった断層が残った。このため当初計画の2年間で、全ての断層について活動性評価を行なうのは困難な状況である。さらに、調査の過程で従来知られていなかった断層の存在も明らかとなり、雲仙活断層群の範囲に関しても追加調査が必要となった。

こうした状況から、雲仙活断層群のすべての断層について活動性評価を行い、断層群のグルーピングと雲仙活断層群全体の活動性評価を行なうため、平成16年度も引続き調査を継続する必要がある。

以下に今後調査すべき地域(断層)と調査内容について提案する。なお提案した調査地域(断層)の位置を図7−1に示す。