(5)東方海域

雲仙地溝南縁の東方海域の島原湾では、既往音波探査データによれば、布津断層に連続する北落ちの崖地形が連続する。また、深江断層に連続する基盤を変位させる北落ちの断層が存在する。

これらの音波探査結果から、東方海域に陸域における南縁断層帯の北落ち断層が連続していると考えられる。

潮流によって表層堆積物が削剥されていることから音波探査記録からはK−Ah層準の反射面が確認できないが、完新統も変位している可能性が高い。