(3)九千部岳T断層

九千部岳T断層リニアメントは東西走向で古期雲仙火山の溶岩を南落ちに変位させている。

リニアメント位置において、USDPプロジェクトに伴う掘削ピット法面にK−Ah火山灰を切る南落ちの断層が確認されている(USDPプロジェクトの情報:H16年度に再調査を予定)。

(3−a)派生断層

九千部岳T断層リニアメントの北側に、九千部岳T断層リニアメントに平行な南落ちの断層露頭を確認した。周辺の地表にはこの断層に関連する変位地形はない。断層位置にK−Ahが分布せず、変位量、活動時期ともに不明である。