4−12−1 陸域断層の概要

平成14年度及び平成15年度の調査の結果、雲仙活断層群は陸域では19断層が識別された(図4−12−1)。

これらは千々石断層、千本木断層、小倉断層、九千部岳T断層、九千部岳U断層、国見断層、白新田断層、小浜北断層、小浜断層、鴛鴦ノ池断層、赤松谷断層、金浜断層、塔ノ坂断層、諏訪池断層、高岩山断層、深江断層、布津断層、柳原断層、大苑断層である。

 これらの断層の一部では、断層の方向が変化したり、走向方向に対して南北にシフトしている場合がある。

調査の結果、断層の存在が確認されたのは千々石断層、九千部岳T断層、九千部岳U断層、小倉断層、金浜断層、深江断層、布津断層である。

赤松谷断層は、調査結果から断層の存在に疑問が出てきたが、本報告書では推定断層として扱う。