対象とする主な断層は、雲仙地溝北縁をなす千々石断層、雲仙地溝の南縁をなす金浜断層、深江断層、布津断層、雲仙地溝中央部を貫く赤松谷断層・鴛鴦ノ池断層である。

地表踏査では確認できない千々石断層西端部については物理探査（反射法探査）による断層位置確認を行う。各断層の活動性を確認するためにトレンチ調査を実施する。この際、断層の確認またはトレンチ地点の確認のためにボーリング調査を実施する。

平成１５年度における調査内容について、各断層毎に表３−１に一覧表としてまとめた。

また、各断層の変位量の基準となる地形面構成層の層序・時代について、地表および地下の情報を検討を継続する。以下に調査計画と内容をまとめる。

表３−１　陸域の調査計画一覧表