(3)コアの処理・地質観察

採取したコアは、縦方向に半割にし、半分を分析用、残り半分を保存用とし、1m毎に区切られた5m分収納のコア箱に収める。ただし、礫や溶岩などを主体とした部分については、監督員と協議の上、半割にしないこともある。

コア箱には、調査件名・受託者名・ 地点名・孔番号・深度・スケ−ル・上下方向等を記入する。

コア箱に収めたコアは、色調見本・スケール等を添えて、カラー写真に撮影し、地質観察を行う。地質観察においては、トレンチ掘削面のスケッチ図作成と同様の点に留意する。

地質観察結果は、縮尺1/10の地質柱状図として記録する。この観察記録に、試料分析結果等をあわせて、縮尺1/50の地質柱状図を作成する。特にトレンチ近傍のボーリングでは、トレンチとの地層対比を明確にする。