2−2−5 柳原断層・大苑断層

この2つの断層は、扇状地面上の逆向き低断層崖で特徴付けられる。落ち側は、しばしば凹地や河川が堰きとめられた池となっている。地形的にみると、北側の高岩山断層や布津断層より新しい時代に活動した可能性が考えられる。これらの断層では、このような変位地形の延長部で新しい時代の堆積物が存在する可能性のある地域(東部の蒲河、原尾、大苑地区)などに調査の重点をおいた。