2−3−1 浅層反射法弾性波探査の概要

(1) 目的

浅層反射法は、地下の地質構造を把握し、断層の位置等を把握するために実施した。

(2) 探査位置

本地域に推定される断層位置は、調査測線の南東、下ヶ市地区の和田川左岸の段丘上に地形の変化が認められ流下方向の北西方向に延長が推定されることから、これを横切る方向に測線を設定した。

測線は北端の山裾を起点とし、南端の山裾までの約500mで起震・受振を行った。ただし、起震はしていないが、山裾より南方に約100mは受振器のみを設置し記録を取得した。

(3) 探査対象深度

本地域は段丘堆積物に覆われておいるが、この段丘堆積物の厚さは薄く、その下位には中・古生層が分布することがわかっている。そのため、段丘基底面の形状を把握するため極浅層の探査仕様とした。

(4)探査作業の概要

1)調査期間

現地調査 平成9年1月17日〜平成9年1月28日

2)担当者

国際航業(株)東日本事業本部 地質一部

林  雅一(技術士:応用理学)

渡子 直記(技術士:応用理学)

秋山 芳郎

向山 栄 (技術士:応用理学)

三戸 嘉之(技術士補:応用理学)