2−1−1 既存資料調査の概要

(1) 目的

既存資料の収集は、活断層の分布および活動度、活断層周辺の地形地質、断層の性状などの概要や過去の地震活動との関連性を把握する目的で実施する。文献収集の対象は地形地質調査範囲の100km2及びその周辺地域である。これにより長良川上流断層帯の解明されている事項・未解明の問題点を抽出する。

(2) 内容

既存資料の内容は、主に活断層の実態および研究史を把握するため地形・地質および断層等に関する既存文献や長良川上流断層帯の周辺地域における古地震・遺跡発掘調査の記録等を収集・分析する。さらに長良川上流断層帯に近接する、既存のボ−リング資料を収集し、物理探査やボ−リング調査の基礎資料として、断層や地下地質の情報を収集・整理する。

既存資料は、下記のような箇所で資料を収集整理した。

表2−1−1−1収集・整理資料

(3) 調査実施期間

平成8年7月19日〜9月13日

(4) 担当者

向山 栄(技術士:応用理学)

三戸 嘉之(技術士補:応用理学)

篠田 繁幸(技術士補:応用理学)