(2)長良川上流断層帯ストリップマップ

調査結果をもとに、長良川上流断層帯を対象としたストリップマップ(1/25,000)(100km2)を作成した。

ストリップマップには、地形地質調査により作成した1/25,000地質図をベースに、長良川上流断層帯を構成する各断層の推定根拠となった断層変位地形・断層露頭の記載、及び、活断層露頭の詳細観察結果を示している。

また、反射法探査・ボーリング調査の測線や調査位置・調査結果をも図示している。

断層は、次の5区分で示した。

@活断層及びその伏在部:活断層であることが確実である区間

A活動履歴未詳の断層 :断層の分布は確実であるが更新世後期以降の堆積物との関係が不明なもの

B第四紀断層     :更新世前期・中期の地層は切っているが更新世後期以降の地層を切っていないもの

(調査範囲に該当するものはない)

C地質断層 :第三紀以前の断層の内、連続性が追跡できるもの

D推定断層      :断層変位地形の連続により推定されるもで地質的な証拠が発見されなかったもの