(1)測線概況

白石市福岡蔵本地区の集落東端に,走行が北北東の白石断層の露頭と推定されている低断層崖が見られる。この低断層崖となるべく直交するように測線を設定した。測線は白石川と東北道の交差する付近から北に約250m,セコム株式会社の管理地内を起点として,白石老人福祉センター北側の道を白石川沿いに西に抜ける全長1kmの測線である。測線は途中290,295m付近でほぼ直角に折れ曲がる以外は,所々ゆるやかな曲線を描きながら東から西の方向に向かっている。起伏は始点付近から300m付近まではほぼ平坦で,300m付近から終点方向に向かって3〜5°程度の緩やかな登り傾斜となっている。 測線状況の詳細を表6−1−1に示す。

表6−1−1 測線状況