5−3−1 白石断層:菅生田地区

既往文献,既往調査及び本調査結果から,白石断層の平均変位速度,活動周期,最新活動時期,単位変位量等を評価するため,以下の調査を提案する。

@ボーリング調査

目的:トレンチ調査で到達できない深度での活動履歴等に関するデータを得ると共に,浅層反射法地震探査断面における地表付近の反射面と地層との対比を行う。

仕様:20m×4孔,掘削径86mm,オールコア

地層の年代測定や対比に有効な試料が認められた場合には,分析・測定を実施。

Aトレンチ調査

目的:断層やその周辺の地質状況を詳細に観察して,最近の地質時代における断層の有無を確認し,最新の活動時期・活動間隔・単位変位量等を明らかにする。

仕様:深さ3m×長さ10m×幅5m程度のものを1箇所。

縮尺1/20程度の地質スケッチ及びその解釈図を作成。

地層の年代測定や対比に有効な試料が認められた場合には,分析・測定を実施。