(6)崖錐堆積物層(dt)

リニアメント沿いの山麓に分布し,斜面を覆うと共に平野部では沖積低地からの比高が10m前後の平坦面を構成する。厚さは数m〜10m程度である。

背後山地の高舘層を起源とする角礫主体で,礫間を灰褐〜黄灰色を呈するシルトが充填する。礫径は主として20cm以下であるが,稀に径100cmに達する巨礫を含む。全体に締まりが良い堆積物である。