(2)地形面の対比

本調査の地形区分と新屋(1984),古谷(1965)を対比して,表2−2に示す。

本調査の地形面は,H1〜L3面に区分される泥流堆積面や段丘面は,新屋(1984)に一致するが,次の2項目で異なっている。

@ 白石盆地の西側山地内に分布する,標高500m程度の平坦面を浸食基準面として区分した。

注)Fujiwara.K(1958)で変位基準面として示している。

  また,日本の活断層(1991)でも,変位基準面を丘陵高度として示している。

A 小扇状地面を,前述したように,面およびその形成過程や比高差,開析程度等の違いから,T,U,Vの3つの堆積面に区分した。

表2−2 地形面の対比