2−1−6 測量作業

調査測線の受振点・発震点の杭の測設ならびに、そのXY座標、標高等を測定するための測量方法は以下の通りであった。

(1) 多角測量

国家三角点を与点として、測線付近に結合多角測量を実施した。

その後、結合多角測量で測設した多角点を与点として、放射多角測量により受・発震点の位置を測量した。

(2) 測線測量

 計画測線上の原則として道路の路肩に、測線1は 10m間隔、測線2・3は4m間隔で受・発震点杭を設置した。舗装等で杭を測設できない場合は、路面にスプレー表示した。 また、測線1と3において受振点近傍で発震が不可能となる場合は、オフセットをおいて発震点杭を設置した。オフセット発震点の番号は、受振点から分岐した点の番号に1000を加えたものとした。

(3) 水準測量

国家三角点を与点として、多角測量作業と同時に間接水準測量を実施した。

(4) 受振点、発震点の座標算出

多角測量で実施した測量成果を基に各受振点・発震点の座標値及び標高値を算出した。

(5) 使用三角点

 使用した三角点は表2−1−103の通りである。