２−３　調査対象予定地点

調査箇所及び調査法等の選定については、今後の調査の進展に合わせて再検討を繰り返し、慎重に実施していく必要があるが、現時点で考えられる調査予定地点とそこでの調査内容について以下に示す。

　@宮城野区岩切地点：平成８年度のＬＩＮＥ‐２の測線付近において、長町−利府線の活動履歴を把握することを目的としてトレンチ調査等を行う。

　A宮城野区総合運動場地点：リニアメント前面の沖積平野下における長町−利府線の正確な位置を明らかにすることを目的として極浅層反射法探査を行う。

　B広瀬川河川敷沿いの地点：長町−利府線の正確な位置を明らかにし、また地下鉄の工事資料等と併せて長町−利府線の活動性の評価を行うため、深部ボ−リング調査、極浅層反射法探査を行う。

　C太白区鹿野地点：リニアメント前面の沖積平野下における長町−利府線の正確な位置を明らかにすることを目的として極浅層反射法探査を行う。

　D太白区坪沼地点：活断層露頭が認められたことから、坪沼断層の活動履歴等を把握することを目的としてトレンチ調査等を行う。また、上記の調査の結果得られた長町−利府線と坪沼断層の活動履歴等をもとに、これらが一連の活断層として評価すべきかどうかについて検討を行う。